Fishmans

3月15日です。サトちゃんの命日です。Fishmansの音楽を聴くといつも一人でいる自分を思い出します。高校生の頃一人で教室でウォークマンを聴いて泣いたりなんかしている自分を。そんなマンガの世界のようなことを実際にしていたんです恥ずかしながら。当時Fishmansを聴いている人なんて同じ高校にはいなかった。ぼくの周りにはFishmansを聴いている人どころか知っている人すらいなかったと思う。誰とも共有できない宝物。それがずっとぼくにとってのFishmansでした。Fishmansの音楽が流れてくると、どこでだれといても独りの世界に浸ってしまうんです。まるでそこにはぼくとFishmansしかいないように。今こんなにFishmansの音楽が溢れていてみんなが聴いているなんて、あの頃のぼくはきっと信じないでしょう。なんて素敵な話だろう。
今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。ぼくが死ぬまでずっと聴き続けます。