新しいカメラを手に入れた

新しくOLYMPUSOM-1という古い銀塩カメラを手に入れた。カメラ好きの知り合いから貰ったのだ。ぼくが最近デジタルの一眼レフを買ったり写真に嵌っているという話を親がしたらしく、ぼくの知らないところでカメラを貰うことが決まっていた。
10年近く使っていなかったということだが、とりあえずは正常に動きそうだ。
OM-1は1973年に発売になったカメラだ。ぼくが生まれる前のことだ。ぼくが生まれる前に作られたものが今もこうして動いているということに素直に感動した。それにこのカメラはかっこいい。ノスタルジックな気持ちではなく今でも普通にかっこよく感じる。素晴らしいデザイン。ただ眺めているだけでも飽きない。フィルムは入れずにファインダーをのぞきシャッターをきってみる。背筋がぞくっとした。30年以上前に作られて、今でも使い続けることができる物の凄みを感じた。
これがデジカメだったらどうだろう。今使っているデジカメが30年後も使えるとは思えないし、実際に使われてはいないだろう。数年後には性能の悪い旧型となっているだろう。
画質の良さや使いやすさ云々は抜きにして、この、物としての強さ重さみたいなものが今のぼくにはとても心地よい。
今週末はさっそくこのカメラを持って出かけようと思う。ちゃんと撮れるのかどうかは分からないけれど。