TETE@名古屋クラブクアトロ(9/22)

久しぶりのクアトロ。
少なすぎず多すぎず人の入りもちょうどよい。
ビールを5杯飲んだ。最近になってライブハウスでお酒を飲まずにはいられなくなってしまった。昔はライブ終了後にチケットでコーラを1杯が普通だったのに。

この日はゲストで地元のバンドで翌日に1stアルバムの発売を控えていたguiroが出演するのでそれも楽しみにしていた。
まずはguiro
4曲で40分。複雑かと思えば単純で、大胆かと思えば頼りなさげに、リズムがズレたかと思えば合ったりしながら、淡々と深く深く時に浅くさりげない演奏が続く。緊張と弛緩を繰り返しながらの暖かな空気。あぁ今日もguiroのライブはよかった。
続いてコーラスの女性と共にTETEが登場。
登場からずっと笑顔。それにつられてこちらも笑顔。曲間で必ずフランス訛りの英語ととても上手な日本語で必死に観客とコミュニケートしようとするTETE。なんていい人なんだろう。
音もそんなTETEの人としての魅力が伝わってくるものだった。時間と空間を大切にする音楽。そっと時間に語りかけるように爪弾かれるギターの音色と、ステージと客席の間を埋めるように歌われる暖かく芳醇な歌声。
周りを見渡してみると観客がみんな笑顔だった。

演奏終了後、TETEはサイン会までやってくれた。ぼくは列のほぼ最後尾に並んで約45分間待ったのだけど、TETEは素敵な笑顔でサインと握手をしてくれて「客席の右側で踊ってくれてただろ?良いエナジーを貰ったよ」というメッセージまでくれた。ライブ終了直後で疲れているだろうに、しかも45分間握手やサインをしっぱなしだったのに。
優しさってのはつまり強さなんだなと、TETEの人懐っこくてシャイな笑顔を見てそう思った。