おじさんが音楽聴いて何が悪い

もう一ヶ月くらい前の話になるのだけれど。
会社からの帰りに疲れた体を引きずり電車に乗り1駅で目の前に座っていたおばさまが席を立ったので運良く座ることができた。隣に座っていたのが白髪混じりのおじさんだったのだけど、おもむろにかばんからビニール袋を取り出して中からLPを取り出して愛しそうにながめだした。
ぼくはその姿を見て心底驚いたのだけど、それはなぜかと言えばそのLPがASTA KASKのものでビニール袋はANSWERのものだったからだ。例えばこれがクラシックやジャズのものだったらそこまでは驚かなかったと思う。まさかスウェーデンのハードコアバンドを白髪混じりの妙齢のおじさんが聞くとは思えなかったし、名古屋で一番有名なPUNK/HARDCOREのレコードショップに買い物に行くとも思えなかったんだ。それに本当に楽しそうにジャケットを眺めていたんだ。これには本当に驚いた。
とその数日後、また電車内で今度はDAPAYKのLPを持った40代後半くらいのおじさんがいた。今度はクリックハウスかよ。
おじさんは音楽聴かないって言う固定観念を根底から覆される出来事だった。
で今気がついたんだけど、ぼくももう高校生くらいの子からしたら十分におじさんなのかもしれないし、ライブハウスなんかでそう思われてるのかもしれないな。
あーヤバいこれは凹むわ・・・。