EVIS

高校生の時にはいていたEVISのジーンズを先週久しぶりに収納の奥のほうから7〜8年ぶりに発見した。発見というか発掘。両膝ともに破れてるし、お尻にも穴あいてるし、後ポケットはとれそうだし、裾もボロボロ。そんな状態だったのでもう親に捨てられたものだと思い込んでいた。
見つけた時にこみ上げてきたのは甘酸っぱい気持ち。何故だ!?高校時代に甘酸っぱい思い出なんてなんにもないはずなのに。
高校1年の時に買って3年間ずっとはいてた(Denimeのと交互にだけど)。ジーンズに刻まれたしわの一つ一つや汚れの一つ一つに無意識の思い出が自分が思っているよりもたくさんつまっているのかもしれない。それがどんな思い出か思い出せなくてもぼくの中には確実に刻まれている。そうやって今のぼくが形作られている。はきこんだジーンズがそれを意識するためのアイテムになったのがいいなと思った。
使い捨てのように日々消費されていく服よりも、長く着込んで体に馴染んで味が出た服が好きなのはそんな理由もあるんだろう。