子供の頃に見た怖い夢

としこちゃんとこ*1見て思い出したので書いてみるよ。
小さな頃から夢を覚えている事が少なかったので、怖い夢を見て寝汗でびしょびしょになりながら息を切らせて夜中に飛び起きることはあってもそれがどんな夢だったのか分からないということがよくあった。
ある日ものすごく怖い夢を見た。そして珍しくそれを覚えていた。だから余計に印象に残っていてそれほど怖くなかったのにものすごく怖かったと思いこんでいるのかもしれない。でもたしかにぼくの頭はその夢がものすごく怖かったと記憶しているのだ。
その内容は

広場でたくさんの友達と遊んでいた。かくれんぼをして遊んでいた。すると上空に2本のとても長い棒があらわれ、縦に2本並んですーっとこちらのほうに近づいてきた。あれはなんだろうと上を見上げるぼく達。突然、その2本の棒がぼくの隣にいた友達をはさんでつまみあげたのだ。パニックになる子供達。「にんじんくーん」ぼくは叫んだ。そう友達というのはみんな野菜なのだ。逃げまどう野菜達。ぼくも一緒になって逃げる。しかし友達の野菜達は次々に2本の棒でつまみあげられていく。そして2本の棒はついにぼくを標的に定めた。2本の棒は明らかにぼくをめがけて下りてくる。はさもうとしたところをぼくは身をひるがえして避ける。それを何度か続けた。でもついにぼくは2本の棒にはさまれつまみあげられてしまった。体をばたつかせてなんとか逃れようとする。でもはさむ力は強い。どうしよう。そうしよう。それでも力の限りに体をばたつかせて、なんとか逃れようとする。もう少しだもう少しで逃げられるような気がする。もう少しだ。もうひとふんばりだ。頑張れ。頑張れ。

というところで目が覚めた。
後々考えてこの夢についてまとめてみると、ぼくは野菜炒めの具であり、2本の棒は箸であり、食べられないように逃げ惑ってた、という夢ってことだ。なんだこの夢。でもね、ものすごく怖かったんだって。起きた時すごい寝汗かいてたんだって。ぐっしょりだったんだって。この夢の話すると大体みんな笑うんだけど、笑いごとじゃないってば。すげぇ怖いんだぞ。にんじん君やピーマン君やキャベツ君や豚肉君たちがどんどんいなくなっていく時の恐怖ったら。想像したらいい。想像してみればわかるでしょ。・・・えっ?想像なんてできるわけがない?あぁそうですか。そりゃそうよね。・・・ってこりゃ狂ってるとしか言いようがないもんね。改めて考えて見るとなんだこの夢。ありえない。まず設定がありえない。なんでぼく野菜炒めの具なの。ありえない。なんでにんじんやピーマンと遊んでんの。ありえない。
誰か夢診断とかできる人いませんかね。この夢に隠された深層心理的なものを誰かぼくに教えてくれたらいいよ。あぅ。