風邪にはこだま

今月初め風邪をひいて寝込んでいるときやつい最近凹んだりした時にずっと聴いていたのがこだま和文のCDでした。
ぼくは寝込んでいるときはだいたい音楽をかけっぱなしにしているのですが、歌があるものはなんだか聴いていられないんです。ぼーっとしているのに、何故か歌だけが耳によく入ってきて、頭の中でぶつかり合いながら鳴り響いてなんだかよりいっそう頭が痛くなってきてしまうのです。
だから寝こんだり凹んだりした時はインストをよく聞くのですが、なかでも最近はこだまさんのCDを聞くことがとても多いです。
こだまさんのトランペットの音色はよくクールでストイックという言いかたをされる事が多いような気がしますが、ぼくはそうは思っていません。そのクールさを通りこしてなんだかとてもエモーショナルで温かく感じるのです。歌のない物言わぬ音楽のはずなのに、そのトランペットの音色はこだまさんの人柄を雄弁に物語っているように聞こえます。
今回寝込んでいた時にずっと聞いていたのがこの「STARS」というアルバムなのですが、このアルバムに収録されている唯一の歌のあり、UAがヴォーカルをとっていル曲「月光ワルツ」がとても心地よく響いてこだまさんの温かさ優しさをよく伝えていると思います。

STARS

STARS