知らん顔の国

久しぶりにR.E.M.の『AUTOMATIC FOR THE PEOPLE』を引っ張り出してきて聴く。1992年に出されたアルバムなのだけど8曲目「Ignoreland」なんて今のこの状況を歌ったんじゃないかと勘違いしてしまうような歌詞ではっとする。実際には現在のアメリカ大統領の父親が大統領選挙に出馬した時にアメリカ国民に警告を込めたメッセージとして歌われた曲だ。マイケル・スタイプはこの曲には絶望とともに希望も込められていると語っていた。

靴ひもをちゃんと結んで颯爽と歩かなくては

素晴らしい歌詞だと思う。
あっでもこんな政治的な曲はこの1曲だけなので聴いた事ない人は敬遠せずに是非聴いて欲しいと思う。これ名盤だよ。REMの最高傑作だと思う。
あと、R.E.M.は新作の『Around the Sun (Dig)』でも反ブッシュをこれでもかと表明しているのだけど、それがただの政治的な曲じゃなくてちゃんとポップソングとして成立していて感動した。マイケル・スタイプはやっぱり天才だなと思った。